これが、私が技術者を目指し、起業した理由です。
日本画家の両親のもとに生まれ、幼い頃から自然を観察し、絵に描くことを楽しんでいました。絵の才能には恵まれませんでしたが、「自然って、なんて美しいんだろう」と感じた幼少期の記憶は、今も私の原点です。
この自然を守るためには、技術が必要だ——そう考え、理系の道に進み、研究職を志しました。
しかし、技術の現場に入って知ったのは、高性能な製品やプロセスほど、環境への負荷が大きいという現実でした。私たちの快適な生活を支える技術が、自然環境を犠牲にしている側面があることに、ジレンマを感じるようになりました。
「どちらかを諦めるのではなく、両立できる道はないか?」
そう考え続け、たどり着いたのが植物由来のCO₂吸収材「バイオマスCO2吸収材”美環(Binowa)”」です。
この素材は、CO₂を吸収する機能を持ちながら、プラスチックなどの既存の材料に添加するだけで利用可能な、実用性の高いものです。性能向上と環境負荷低減の両立を目指す技術として、私たちは独自の改良と量産化の仕組みを確立しました。
現在、私たちの事業は、CO₂吸収機能を持つ材料「バイオマスCO2吸収材”美環”」を「粉体」や「ペレット(マスターバッチ)」として提供し、BtoBでの導入を進めています。
もちろん、私たちの製品ひとつひとつが吸収するCO₂の量は、世界全体から見ればほんのわずかです。ですが、小さな変化が産業全体に広がれば、大きなインパクトになります。私たちはこの「ちりつもCO₂回収」という考え方を通じて、環境への貢献を経済価値と結びつけ、多くの企業・団体と連携を進めています。
気候変動対策に、魔法のような特効薬はありません。
けれど、一人ひとりの取り組みや、企業の選択が少しずつ集まれば、“回復魔法”のような力になると私たちは信じています。
私たち ベホマル は、素材や技術を通じて、地球に少しずつでも回復の魔法をかけていくような存在でありたいと願っています。
ご賛同いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に “ちりつもCO₂” を集めませんか?
皆さまとの出会いを、心よりお待ちしております。
※弊社事業への想いについて、インタビューいただいた記事がよりわかりやすい内容になっています。こちらからご覧ください。
→up stream様より取材、記事にしていただきました!(2023年9月24日UP記事)
→大阪・関西万博 関西パビリオンWEBに取材記事が掲載されました(2024年6月28日UP記事)
→びわ湖放送「滋賀経済NOW」で特集!初TV出演です(2025年3月1日放送)
Mission
日常をCO2回収スポットに
Vision
Bravely for our earth 地球を救う勇者になろう
Value
・好奇心と謙虚さと勇気をもって、仲間を尊重し、ともに切磋琢磨し成長し続ける
・ステークホルダーとともに高めあい、信頼を得て共創できる持続可能な社会を目指す
・テクノロジーの可能性を信じ、科学的管理のもと、絶え間ない価値創造を行い、社会に貢献し続ける
私たちの会社名「ベホマル」には、“地球を回復させたい”という強い願いが込められています。
名前の由来は、RPGゲームの回復魔法「ベホマ」に、マル=円・地球・循環・人のつながり”を掛け合わせたものです。ロゴマークも、地球や資源、人の輪が循環しながら回復していくイメージを表現しています。
ロゴの中心にある黄色い円は、「輝く未来」や「地球を救う勇者の象徴」。これは、社員や協業先など、私たちのビジョンに共感して共に歩むすべてのステークホルダーを意味しています。
環境問題という巨大な敵に立ち向かうには、勇者(仲間)たちの力を合わせることが不可欠です。ひとりでは解決できなくても、力を合わせ、高め合い、輪を広げていくことで、持続可能な未来はきっとつくれる——そう信じています。
会社名 | 株式会社ベホマル |
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英文表記 | Behomal,Co.,Ltd |
代表者名 | 西原 麻友子 |
創業年月 | 2022年11月2日 |
資本金 | 750万円 |
本社 | 滋賀県近江八幡市 |
所在地 | 滋賀県草津市野路東1-1-1 立命館大学BKCインキュベータ201号室 |
事業内容 | バイオマスCO2吸収材の開発、製造販売 |
2022年7月 | □令和4年度 滋賀県起業支援事業 「滋賀県起業支援金」採択 |
2022年11月 | ◇株式会社ベホマル創業 |
2022年12月 | ◇立命館大学山末教授と共同研究開始 |
2023年3月 | ■2022年度「関西みらい共同研究助成金」採択 |
2023年6月 | ◇立命館大学BKCインキュベータ入居 |
2023年7月 | ■「第8回滋賀テックプラングランプリ」最優秀賞・関西みらい銀行賞・東洋紡賞 受賞 |
2023年10月 | □「大阪市カーボンニュートラル(CN)等、新技術ビジネス創出支援事業」採択 |
2023年10月 | ■「エコテックグランプリ2023」三洋化成賞 受賞 |
2023年11月 | ■日経新聞主催「スタ☆アトピッチJapan 近畿ブロック大会」優秀賞、りそな銀行賞 受賞 |
2024年1月 | ■女性起業家.net主催「女性起業家の祭典J300シリーズ」大賞 受賞 |
2024年2月 | ■日経新聞主催「スタ☆アトピッチJapan全国大会」ファイナリスト |
2024年3月 | ■大阪信用金庫主催「LED関西」ファイナリスト |
2024年3月 | ■京都信用金庫主催「第11回 京信・地域の起業家アワード」優秀賞 受賞 |
2024年4月 | ■ForbesJapan主催「RISING STAR Meet-up 2024」ファイナリスト |
2024年6月 | ■関西みらい銀行主催「かんさいみらいWAY」優良賞 |
2024年6月 | □「滋賀テックプランター試作支援補助金」採択 |
2024年7月 | ■公益社団法人日本青年会議所主催「第8回価値デザインコンテスト」文部科学大臣賞受賞 |
2024年7月 | □滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアム「近未来技術等社会実装推進事業補助金」採択 |
<お車でお越しの方>
立命館大学東門ゲートにて駐車券をお取の上、入場ください。
駐車場はBKCインキュベータ前にもありますが、満車の場合は、別の駐車場にお回りください。校内であればどこに停めていただいても構いません。
<公共交通機関でお越しの方>
JR琵琶湖線 南草津駅下車、立命館大学行きバスにご乗車ください。
※大学授業開講中は立命館大学行きシャトルバスもご利用になれます。
立命館大学到着後は受付は不要です。
そのままBKCインキュベータまでお越しください。
詳細はこちらの立命館大学リンクをご参照ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/bkc/